“空飛ぶイルカ”天草から関西に1日1便やってくるレア飛行機『みぞか号』 機内で“みぞか日記”をつける少年などファンも多数「みんなの支えがあって元気に泳いでる」
誕生日に夫からみぞか号の旅行をプレゼントされたファンも
一方、みぞか号の到着を待つ伊丹空港。飛行機の離着陸を間近で見ることができる、すぐそばの伊丹スカイパークで、ある親子に出会いました。 「(Q知っていますか?みぞか号?)知ってます。家の上を飛んでいくんで」 天草出身の松本浩子さん(59)・松本拓海さん(26)親子。息子の拓海さんが学生時代を過ごした大阪まで、天草から遠路はるばる車でやってきました。ただ、伊丹空港にみぞか号がやってくることは知らなかったそうで、一緒に到着を待ちます。そして、正午すぎ、みぞか号が見えてきました。 (浩子さん)「頑張って来たよ、ほら」 (拓海さん)「ちゃんと見るとかわいい」 (浩子さん)「かわいいよ。わが故郷の飛行機がちゃんとここに着いて安心です」 (拓海さん)「(Q大阪と天草のつながりを感じました?)今まで感じたことなかったんですけど、飛行機でつながりっていう…きょう来てみてよかったなと思います」 みぞか号の伊丹空港での滞在時間はわずか45分。今度は天草へと向かう乗客らを乗せて足早に伊丹を後にします。 大阪に住む大塚幸さん(69)もみぞか号の大ファンです。翌日が誕生日ということで、夫が今回の旅行をプレゼントしてくれました。 (大塚幸さん)「(Qなぜ、みぞか号が好き?)ちっちゃい体で頑張ってるから。伊丹まで来てくれるし、毎日毎日頑張っているところかな。一番癒される、なんか顔がほころびる」
「みんなの支えがあって、みぞか号が元気に泳いでる」
午後3時30分、みぞか号が天草へと戻ってきました。しかし、その後も福岡空港との間を2往復と大忙し。最終便が天草空港に帰ってきたのは、午後8時。1日トラブルなく、無事お客さんを運ぶことができました。川崎さんもほっと一安心です。 (天草エアライン 川崎茂雄さん)「みんなの支えがあって、みぞか号が元気に泳いでる。良かったなと思います。(Q今後どう関西と関わっていきますか?)バンバン行きますよ、バンバン。とは言え1機しかないので、1日1往復しかできないんですけど、毎日きっちり飛んでいきたいなって思っています」 みんなの想いを乗せて空を旅する「みぞか号」。今日も1日お疲れ様でした。 (2024年9月6日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」内『特集』より)