将来地上から姿を消す?相鉄鶴ケ峰駅の「潜在力」 特急通過でも利用は多い、「ズーラシアの玄関口」の一面も
現在、鶴ケ峰周辺では、横浜市の都市計画事業である連続立体交差事業が進められている。同駅を中心に相鉄本線を約2.1kmにわたって地下化することで、10カ所の踏切を取り除く計画だ。事業完了は2033年度の予定。駅自体も地上からは全貌がわからない地下駅舎となる。 駅西側で交差する水道道(すいどうみち)の深刻な交通渋滞の解消のほか、駅前拠点の整備による活性化が期待される。藤岡駅長も「周辺が再開発されることになれば、さらに人気が出る街になりそう」とみる。
ただ、さまざまな行き先を掲げた電車が行き交う駅周辺の風景が一変することになるとは、このエリアに慣れ親しんだ人にとってもまだ想像がつかないかもしれない。 【写真の続き】改札のすぐ横には「崎陽軒」。水道道の「開かずの踏切」も橋上駅舎も、「S字カーブ」を走る電車も将来的には地下化によって姿を消すことになる。「ズーラシア」の玄関口でもある、現在の鶴ケ峰駅とその周辺には何がある?
橋村 季真 :東洋経済 記者