母親目線で地域情報伝え10年「長泉ママラッチ」記念号 子育て施設、公園など紹介
長泉町の子育て中の母親が記者となり、“ママ目線”で、地域の情報を発信するグループ「長泉ママラッチ」がこのほど、結成10周年を迎えた。これまで、不定期に子育て情報をまとめた冊子を発刊。節目を記念して、10年間で改善した町内の子育て施設や、メンバーおすすめの場所をまとめた記念号を発行した。 グループは町のタウンセールス事業の一環で2014年に結成。町が養成講座を毎年開催し、これまで47人の「ママさん記者」が誕生した。記念号はA4判6ページ。子育て支援センター新設や、桃沢野外活動センターのリニューアルなど、10年間で「より子育てがしやすくなった」と感じる施設をまとめた。また、町内を循環するコミュニティーバス路線の停留所に沿って、人気の飲食店や子どもが好きそうな公園を紹介するマップも添えた。町内の公共施設やスーパーなど12カ所で配布している。 1期生の高木有加さんは「ママ目線を心がけて取材をしている。あっという間の10年だった」と振り返り、同期の野村理美さんは「子育てで抜けることもあったけど、みんなで助け合うことで続けられる」と話した。
静岡新聞社