報道では年俸約20億円…クロップと「金の話はたったの20秒だけ」。レッドブルCEOが明かす
レッドブルのオリバー・ミンツラフCEOは、ユルゲン・クロップ氏との契約について語っている。 【2024-2025】Jリーグ(J1・J2・J3)全クラブ監督人事まとめ|新体制となるのは? 7シーズン率いたドルトムントでブンデスリーガ連覇やDFBポカール優勝、9年間指揮したリヴァプールではプレミアリーグ優勝やチャンピオンズリーグ制覇も成し遂げたクロップ氏。昨季限りでリヴァプールを退団すると、その行方に注目が集まっていたが、先日レッドブル・グループのグローバルフットボール責任者に就任したことが発表された。 『スカイ』などの報道では、年俸1000~1200万ユーロ(約16億3000万円~約19億6000万円)の大型契約を結んだとされるクロップ氏。しかし、ドイツではレッドブルのマーケティングを絡めた運営スタイルが度々非難されていることもあり、批判が殺到。ドルトムントの一部サポーターは「自分たちにとって死んだも同然」と厳しい声を上げている。 そうした中でミンツラフCEOは、『Welt TV』のインタビューでクロップ氏との契約に言及。来年1月のスタートを前に、以下のように語っている。 「私は過去20年間、フットボール界で様々な交渉を経験してきた。だが、『イエス』が出た瞬間は一番楽だったかもしれない。それは信じられないような金銭的条件を提示したからではなく、まったくその逆なんだ」 「彼がこの仕事が適任であると言ってくれたので、金銭面の話はたったの20秒ほどだったと思う。本人がこれを聞いていないことを祈ろう。もし聞いていたら、彼と代理人の交渉が下手だと思われるからね。金銭面の話は20秒しかかからなかったんだ。私が20年間で経験した中で最も簡単な交渉の1つだったよ」 今後はRBライプツィヒ、レッドブル・ザルツブルグ、ニューヨーク・レッドブルズ、レッドブル・ブラガンチーノ、そして大宮アルディージャの指導者をサポートすることが予想されるクロップ氏。就任会見は1月14日に予定されている。