【J1リーグ2024】年間ベストイレブンを予想! 連覇の神戸から3人を選出
MF
アンカーでは、今季、FWからボランチにコンバートされた知念慶をチョイス。 シーズン前のキャンプでボランチに負傷者が出たことで急造の形でボランチに抜擢されたものの、ボランチとして定位置確保に成功。今季のデュエル勝利数、タックル数はリーグ1位、インターセプト数は同2位と中盤の刈り取り役として申し分ない働きを見せ、リーグ屈指のボランチとなった。 インサイドハーフでは、宇佐美貴史、宮代大聖をチョイス。 今季、宇佐美はワントップでの出場を軸として、試合状況に応じてトップ下での出場もあった。独特のリズム感のあるドリブルで相手のDFを抜き去るシーンやチャンスメイクに徹する場面もあり、幾度となく決定機を創出。リーグ終盤こそ怪我に泣いたが、今季はほぼフル稼働でチームの攻撃を牽引した。 キャリアハイの10得点を記録した宮代は、本職FWながらインサイドハーフでの出場が多かったものの、常に相手の嫌なところに顔を出し、位置的優位からチャンスを演出するなどチームの連覇に貢献した。 サイドハーフでは、右に濃野公人、左にマテウス・サヴィオをチョイス。 濃野は大卒ルーキーながら圧倒的なインパクトを残した。開幕スタメンを掴むと、第31節まで全試合に先発出場。ラスト7試合は怪我に泣き出場とはならなかったが、DF登録の新人ゴール記録でJ1最多の9得点を奪うなど攻撃的サイドバックとしてチームを牽引した。 左SHには、1試合平均チャンスクリエイト数リーグ1位を記録したサヴィオをチョイス。 今季は9得点7アシストと、鋭いドリブル、華麗なテクニックから幾度となくゴールを呼び寄せた。リーグNo1アタッカーとの呼び声も高い『柏の10番』の選出はあるか。
FW
攻守両面で献身性が光った武藤嘉紀、2季連続の得点王に輝いたアンデルソン・ロペスをチョイス。 ハイプレスを持ち味とする神戸にとって、武藤の守備での貢献度は特に大きかった。試合終盤になっても運動量・プレーの質は落ちることなく、ベテランとは思えないほどのハードワークでチームを支えた。リーグ連覇に貢献した武藤のMVP獲得はあるか。 2季連続の得点王に輝いたアンデルソン・ロペスは、37試合に出場し18試合で得点。ロペスが得点した試合で敗れた試合はわずか3試合しかなく、『トリコロールの10番』のゴールがチームの起爆剤となっていたことは間違いない。
寺尾 修輝