“トランプダンス”は問題なしとNFLが見解 米スポーツ界でパフォーマンス選手相次ぐ
米プロフットボールNFLで流行している“トランプダンス”について、リーグが取り締まる予定はないとの見解を示した。NFL広報担当のブライアン・マッカーシー氏が米メディア「フロントオフィススポーツ」に対し、「セレブレーションダンスとして問題はない。それが適切と判断するかは中継局次第だ」とコメントした。 “トランプダンス”はトランプ次期米大統領が大統領選の集会で見せていたパフォーマンスで、左右の拳を握りしめて腰をくねくねと動かすもの。NFLでは今月10日に49ersのDEニック・ボサがQBサックを決めた際に披露したのが最初で、先週の試合では他チームの選手たちもTDなどビッグプレーを決めた際にまねをし始めた。 また、トランプ氏が16日に観戦した総合格闘技UFCでも、ヘビー級王者のジョン・ジョーンズが勝利後にパフォーマンス。サッカー米国代表のクリスチャン・プリシッチも18日のジャマイカ戦で先制ゴールを決めた際に披露するなど、“トランプダンス”は米スポーツ界でブームになっている。トランプ氏も19日、自身のメディアプラットフォームに「トランプダンスが国を席巻」とメッセージを投稿した。 NFLでは暴力的または性的に挑発的な行為を伴わない限り、パフォーマンスが許可されている。もっとも、政治的な意見のアピールが入ったキャップやシャツを着用することは禁じられており、“発信源”のボサは先月の試合でトランプ氏のスローガン「米国を再び偉大に」と書かれたキャップを被ったとして、リーグから1万1255ドル(約174万円)の罰金処分を受けていた。