ネットスラングがわからないおばあちゃん。メッセージアプリで孫にメッセージを送信（写真はイメージ）【写真：写真AC】

　インターネットやSNSでよく見るネットスラング。省略した言葉や自由な発想などから誕生したものが多く、見慣れない人は意味が理解できないこともあるでしょう。X（ツイッター）では、素朴な疑問を投げかけるおばあちゃんと、それに答える孫の会話に注目が集まっています。理解できたおばあちゃんが、孫に送ったメッセージとは。投稿者の餅まんじゅう（@mochi_0503）さんに詳しいお話を伺いました。 【画像】「草」の意味を知ったおばあちゃんが送ってきたLINEに爆笑　実際の様子 　◇　◇　◇

「草なんの意味」　孫に聞いたおばあちゃん

「『笑』はギリ知ってるけど『草』を知らないうちのばあちゃん」 　そんなユニークなコメントに添えられた1枚の画像。餅まんじゅうさんとおばあちゃんが、LINE上で交わした会話のスクリーンショットです。 　おばあちゃんは餅まんじゅうさんに、「草なんの意味」と質問。餅まんじゅうさんはその疑問に「『笑』って意味」と、シンプルに回答しました。 　意味をすぐに理解したおばあちゃんは、教えてくれた餅まんじゅうさんに感謝を込めて返信。そこには、さっそく「草」を使ったメッセージが綴られていました。 　ふたりのほっこりする会話に、7.5万件の“いいね”が。リプライ（返信）には、「お勉強熱心なおばあさんですね！」「使い方かわいくて草」「素直に学習して即実践するのすごい」「おばあちゃんかわいすぎる」などの声のほか、「おばあちゃん……なんか違う笑笑」「草を『そう』って読んでそう」というツッコミも寄せられています。

「みんなの前では恥ずかしくて聞けなかったのかもしれませんね（笑）」

さっそく「草」を使ったメッセージを送るおばあちゃん【画像提供：餅まんじゅう（@mochi_0503）さん】

　おばあちゃんが疑問に思った「草」は、SNSなどで「おもしろい、笑える」という意味で使われているネットスラングのひとつです。もともと、それらを表現する言葉として「（笑）」が使われ、それが「w（warau）」に変化。「www」など「w」が複数並んでいる様子が、まるで草が生えているように見えることから「草」と表現されるようになったといわれています。 　そんなネットスラングに、興味津々だったおばあちゃん。ある日、家族のグループLINEに送られてきた画像に、餅まんじゅうさんが「草」と返していたのを見て、個別に質問を送ってきたそうです。 「みんなの前では恥ずかしくて聞けなかったのかもしれませんね（笑）。もともと勉強が好きな人ですし、覚えることが得意だったので、歳を重ねた今でも割とすぐ、なんでも受け入れています」 　意味を知ったおばあちゃんは、さっそく使いたくなったのか「そう。1つ勉強になりました。草」と、お茶目に返信。しかし、「（笑）」とほぼ同義ではあるものの「草」はよりスラングの要素が強いため、それには餅まんじゅうさんも、思わず笑ってしまったそうです。 「吸収の速さ、そして少し違った使い方に思わず吹き出してしまいました（笑）。祖母はたまに、ちょっとした若者言葉は使いますが、さすがに『草』には笑いましたね。投稿の引用リポストで『こんなにもおしとやかな草をいまだかつて知らない』とおっしゃっている方もいて、『確かに！』と思って笑いました」 　餅まんじゅうさんは実家を離れ、今はおばあちゃんと別々に暮らしています。今回の反響について、「次、実家に帰ったときに教えてあげようと思っています。絶対にびっくりしますね（笑）」とワクワクしている様子。おばあちゃんがどんな反応をするのか、楽しみですね。