「お金がない」が口癖の息子。30歳一人暮らしで平均並みの収入はあるようですが、全く貯金できないのは「浪費」が原因でしょうか?
貯金を殖やす方法
貯金を殖やす方法は、支出を減らすか、収入を増やすかに大きく分かれるでしょう。 支出の減らし方としては、家計簿をつけてお金の動きを可視化したり、項目ごとの消費金額に上限を決めたりなどが挙げられます。また、水道光熱費や携帯料金など、毎月決まって発生する項目を削ることも有効でしょう。それでも出費をおさえられない場合は、手取りの一部を自動的に差し引いて貯金に回す「天引き貯金」などが考えられます。 一方、収入の増やし方には次の方法などが挙げられます。 ・資産運用をする ・給与の高い企業に転職する ・隙間時間で副業をする ・資格を取得し、手当を受給する このうち資産運用は、貯金が減る可能性もある点に注意が必要です。また、一般的には長期運用が推奨されるため、短期間で利益を増やしたい方などには不向きでしょう。 転職においても、退職金や企業年金が減額されるケースがあるほか、人間関係がリセットされるなどのリスクがあります。それぞれのリスクを把握し、現状に適した方法で貯金を殖やすことが大切です。
30代単身世帯の平均貯蓄額は約600万円|貯蓄を殖やせないケースも珍しくないが、浪費対策は必要
30代単身世帯の平均貯蓄額は594万円、年間貯蓄額は51万1700円となっています。30代で貯金を増やせないケースも珍しくありませんが、今後のライフイベントなどを想定すると、少しでも多くの蓄えがほしいところです。もし浪費癖の自覚があるなら、できる限り早い段階で対策を講じる必要があるでしょう。 なお、今回ご紹介した金額はいずれも平均の値です。各数値は、居住地や勤め先の規模、学歴、入社年数などで変動する可能性があるため、ご注意ください。 出典 総務省統計局 政府統計の総合窓口(e-Stat) 家計調査/家計収支編 単身世帯 詳細結果表 2023年 第10表 金融広報中央委員会 知るぽると 家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和5年) 第4表、第8表、第71表 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部