大阪で歳暮商戦始まる 限定グルメ、送料サービスを充実
近鉄百貨店は10月23日、在阪百貨店のなかで最速で歳暮ギフトセンターを開設した。 大阪のあべのハルカス近鉄本店では、開店を前に担当社員15人が法被を着用して売場に勢揃い。こぶしを上げながら「お歳暮商戦がんばろう!」と気合いを入れた。 また、開店後には先着50人に、若手バイヤーからおすすめチョコレートの試食品を手渡した。同店では12月25日までの64日間、約1400点を販売。売上は前年並みを目指す。 北村真一・営業政策統括部商品政策部課長は、市場見通しについて「来年に迫った『大阪・関西万博』に向けて、日本の食の魅力が国内でも注目される」「2年間の物価高の影響によってこれまで以上に生活防衛意識が高まった。年末の長期休暇には旅行へ行かず、帰省して家族や親戚で『集う』機会が増えるのでは」と分析した。 品揃えでは、バイヤーが厳選した全国各地の美味しいグルメや、あべのハルカス10周年を記念した近鉄限定の特別品を強化。物価高に対しては、近畿2府5県内で送料無料になるお得なギフトや、自宅用品でも訳ありグルメを充実させた。また年末年始のごちそうメニューとして松阪牛や手作りピザなどを多彩に取り揃えて“集い”需要に応える。