日本ハム・新庄監督 下克上日本一宣言「僕に付いて来てください」大観衆から万雷の拍手 変幻自在の投手起用法など準備着々
「日本ハム2-6ソフトバンク」(29日、エスコンフィールド) マイクを持つ姿にエスコン開業以来最多の3万7527人の視線が集中した。ホーム最終戦を終えて新庄監督があいさつ-。 【写真】本拠地最終戦セレモニーであいさつする新庄監督 歯が白すぎ! 「ぼくたちは日本一しか考えていません。“ドラマ大航海”ここからが一番楽しいです。みなさん、僕に付いて来てください。1年間ありがとうございました」 万雷の拍手を受けた。2年連続最下位から躍進の2位。この日は敗れたがソフトバンクとは12勝12敗1分けの五分の星を残した。「3年間成長した選手たちに目いっぱいの拍手をお願いします」と求めた。さらに「来年、レイエスとマルティネス、ファイターズのユニホームを着てほしくないですか?みなさん、“どこも行かないでね運動”を始めてください」と新庄ワールド全開だった。 短期決戦へ、すでに動いた。この日は江越以外の野手全員を起用。ポジションを頻繁に変えて、有事の際の備えも施した。さらに「レイエスも今後ファーストを守らせますよ」と日本シリーズのセの主催試合への準備も行う考えを明かした。 投手起用にも思いを巡らせる。「先発ピッチャーが2回、2回、2回と投げて、2戦目は違う先発が2回ずつ。次の試合で1戦目で投げたピッチャーが2回ずつとか」と先発投手の短いイニングでの継投や、先発投手の抑え起用にも「ありますよね。それは一番いい方法」と言う。 来季については「ビジョンは浮かんでこないですね」と話している。まずは目の前の戦いに集中する。「常識にとらわれずにね。勝てば正解ですから。負ければ僕がぼろくそ言われれば終わりなことなので」。奇想天外な“新庄式”を新常識にする。