なにわ男子、台北で記者会見 タピオカミルクティーに台湾語で「おいしい」
(台北中央社)台北公演開催のため訪台した7人組グループ、なにわ男子が28日、台北市内で記者会見に出席した。台湾名物のタピオカミルクティーが振る舞われると、メンバーは司会者からの教えを受けて台湾語で「ホーリン」(おいしい)と声をそろえ、まぶしい笑顔を見せた。 なにわ男子の台湾訪問は初。30日、12月1日に台北市の台北アリーナでコンサートを開催する。台北公演はグループ初のアジアツアーの最初の地となる。 メンバーはそれぞれ中国語や台湾語で自己紹介と簡単なあいさつを披露。大橋和也はおなじみの自己紹介「プリン食べすぎてお尻プリンプリン」を中国語で披露し、笑いをさらった。今年すでに3回台湾を訪れているという藤原丈一郎は食べるポーズをしながら「ハオツー(中国語でおいしい)。三杯鶏イチバーン!」と叫び、台湾で親しまれているグルメ「三杯鶏」(酒と醤油、ごま油で味付けした鶏料理)への愛をアピールした。 この日昼ごろに台北に到着したなにわ男子は空港で約600人のファンから大きな歓迎を受けた。西畑大吾は「熱気がすごくて、台湾でも応援してくださっている方がたくさんいるんだなと実感した」と感慨深げに話した。今回の台湾訪問が人生初海外となった高橋恭平は入国審査が「めちゃくちゃ楽しかった」と満足げ。藤原と共にプライベートで台湾を訪問したことがあるという大西流星は「まさかお仕事で帰って来られるとは思わなかったので幸せな気持ちでいっぱい」とほほ笑んだ。 台北公演で何か特別なパフォーマンスを用意しているか聞かれると、メンバーは互いに顔を見合わせ、「ヒミツ~」とちゃめっ気たっぷりに笑った。司会者からさらに深堀りされると、大橋は「僕らにとっては初挑戦のサプライズになっていますね」と少しだけ明かしてみせ、「皆さんに喜んでもらえるように勉強しながらやらせてもらったので、僕たちの成長を見てほしいなと思います」と自信をのぞかせた。 タピオカミルクティーは、道枝駿佑が以前のインタビューで「苦手」と言っていたことを踏まえ、“本場”のおいしさを知ってもらおうと用意された。メンバーは「ハオフー」(好喝、中国語で「(飲み物が)おいしい」)や「QQ」(中国語で「もちもち」)などと、覚えた中国語を使って感想を口々につぶやいていた。 野球ファンでオリックス・バファローズが特に好きだという藤原は東京ドームで23日に行われた野球の国際大会「プレミア12」第2ラウンドの台湾対日本戦を見に行ったと明かし、台湾の選手では元オリックスの張奕投手に注目していたと明かした。 今後の目標について長尾謙杜は「毎年アジアツアーを回れるような大きなグループになれたらいいですし、日本でももっともっと活躍できるようなグループになれたらいいなと思います」と意欲をみせた。 (名切千絵)