自民総裁選候補の提案に蓮舫氏「素敵」の“ほめ殺し”「ずっと野党が訴えていたこと」世論も総ツッコミ
9月9日、立憲民主党に所属していた前参院議員の蓮舫氏が、自身のXに投稿。その内容が話題になっている。 【写真あり】林芳正氏「能登地震」余震の夜にステーキ会食 《「防衛増税をゼロ」茂木幹事長 「健康保険証廃止の見送り」石破元幹事長に林官房長官 「選択的夫婦別姓の導入に政策活動費の廃止」小泉議員 素敵だ。 自民党総裁選挙に向けて自民党候補者が極めてまっとうな提案を主張。出来れば毎年やってほしいくらい。あとはどれが実現するのかを楽しみにする》 政治担当記者はこう話す。 「茂木敏充幹事長は、9月4日の立候補表明会見で、防衛費と子ども政策に関する増税をゼロにすると公約しました。 林芳正官房長官は7日、都内の病院の視察後に記者団に対して、健康保険証を廃止し、12月にマイナンバーカードに一本化するスケジュールを見直すことに言及しました。石破茂元幹事長も8日、一本化する時期を見直す可能性が『あるだろう』と話しました。 小泉進次郎元環境大臣は、6日の出馬会見で、選択的夫婦別姓を認める法案を提出することや、政治改革の一環として政策活動費の廃止などを訴えていました」 蓮舫氏は「素敵だ」とつぶやいてはいるが、「毎年やってほしいくらい」と、チクリと嫌味をつけ加えていることから、皮肉を込めてポストしていることがうかがえる。 立憲民主党関係者は、蓮舫氏の真意を推しはかる。 「蓮舫さんが投稿した3人の立候補者が掲げた政策は、どれも立憲民主党の主張と重なります。総裁選のときだけ、国民受けするようなことを言い出した3人を、いわゆる“ほめ殺し”したかったのではないでしょうか。皮肉をたっぷりこめていると思います」 蓮舫氏のポストにはX上でも反応があった。 《総裁選を待たなくても、総理に直訴できる事》 《素晴らしいことなんですが、冷静に考えたらどれもこれも、ずっと野党の皆さんがやってくれと訴えていたことのような…もういっそ政権交代して欲しいです》 また、こうした総裁選立候補者たちの急激な路線変更に対しても、X上では批判があがっている。 《林氏も茂木氏も、今の立場で出来るのに、総理大臣になったらやると言う。おかしな話ですよ》 《保険証廃止とか、そんなもん普段から言っとけよと思いますね ほんと見え透いてる ゲスの極み 心底汚い奴ら》 前出の記者はこう言う。 「国民には歓迎されるが、実現の可能性には疑問符がつくような政策や主張が、今後も飛び出すかもしれません」 野党の“パクリ”と言われなければいいが――。