カンロ2024年度中間決算、売上高は前年同期比8.9%増の155億円超に。コミュニティサイト「Kanro POCKeT ×」で顧客とのつながりを強化
カンロは2024年12月期中間決算で、売上高が前年同期比8.9%増の155億6300万円だった。 グミの売上が同16.9%増の77億7400万円と、中間決算において初めて飴の売上を上回った。グミの売上を押し上げたハードグミの「カンデミーナ」は、Web広告やSNSなどの配信でブランドイメージを強化したほか、定番商品のリニューアルや大容量パックの発売などで、2024年の平均成長率が13.4%増となった。
コミュニティサイト開設でファンとの連携強化
同社は7月10日、コミュニティサイト「Kanro POCKeT ×(カンロポケット クロス)」を限られたファンに向けてプレオープンした。 「カンロポケット クロス」は、顧客とカンロの掛け合わせ(クロス)を意味し、「新しく何かを創造したい」という思いを込めた。メインターゲットであるコアファンとファンに対し、デジタル上の接点として「カンロポケット クロス」、リアルでの接点として、東急プラザ原宿「ハラカド」にある「Kanro POCKet ラボ」の2つを活用して顧客とのつながりを強化する。また、会員限定のアンケートやイベントを実施し、顧客の声を反映させた商品やサービス開発も進める。 「ECサイト『Kanro POCKeT』と、コミュニティサイト『カンロポケット クロス』を連携させることで、ファンとの連携をさらに強化していくことを目指している」と社長の村田哲也氏は話した。同サイトは、2025年1月に対象者を拡大したグランドオープンを予定している。 Written by 坂本凪沙 Image via カンロ
坂本凪沙
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