「最高の銀メダルだ」決戦で敗戦も…なぜフランスの主将ラカゼットは試合後に笑顔を見せた?【パリ五輪】
選手たちはピッチに倒れ…
U-23フランス代表は現地8月9日、パリ五輪の決勝でU-23スペイン代表とパルク・デ・プランスで対戦。延長にもつれ込む激闘の末、3-5で敗れ金メダル獲得とはならなかった。 【PHOTO】2024年夏の移籍市場で新天地を求めた名手たちを一挙紹介! 120分間の死闘を終え、フランスの選手たちはほぼ全員がピッチに倒れ込んだ。開催国として、ホームのような雰囲気のなか、サポーターの大声援に背中を押されたが、最後の最後で勝ち切れず、悔しさの残る幕切れとなった。 試合後の表彰式で、MFマイケル・オリースは首にかけられた銀メダルをすぐに外していた。現状を受け入れられないほど悔しかったのかもしれない。 一方で今大会、オーバーエイジ枠でメンバー入りし、キャプテンとしてチームを支えた33歳FWアレクサンドル・ラカゼットは試合後、敗れた反省を口にしつつも、時折、笑顔も見せてこう語った。 「負けはしたが、やはり最高の銀メダルだ。青いジャージを着ることができたこの冒険を私は忘れることはないだろう」 やり切った――。ラカゼットの表情は、どこか肩の荷が下りたようだった。 取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)
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