父の襲名披露興行で“大やらかし” 代々受け継ぐ貴重品を破壊も…まさかのクレームに爆笑
市川團十郎「にらむ前に、にらまれましたね」
歌舞伎俳優の市川團十郎が8日、TBS系『日曜日の初耳学』(日曜午後10時)に出演。父である12代目・團十郎さんに激怒されたエピソードを明かし、共演者を驚かせた。 【写真】「ママにそっくり」「生き写し」の声…市川團十郎の長女・ぼたんの近影 父は1985年に12代目・團十郎を襲名。当時は39歳、團十郎は7歳だった。襲名披露興行には團十郎も七代目・新之助として舞台に。襲名披露興行では「刀をさす」「肌を脱ぐ」「三宝を持つ」「にらむ」のが吉例行事で、團十郎は「新之助、これを持てい」と呼ばれ、「代々の團十郎から伝わっている刀」を「父に持っていく役」だったという。 出番まで團十郎は舞台裏で刀を持って待機していたそうだが、「その日はお弟子さんと遊んじゃって……」と回想。その弟子に「ここだよ!」と呼ばれるも、「行こうとしても行かないんですよ。なんだか知らないけど、体が進まないんですよ」と動けなかったそうで、「待って!」と力を入れると、「バキッって音がした」そうだ。 「なんだろう?」と思って手元を見ると、なんと「刀が折れてんじゃん」。裏方さんたちは「顔が蒼白」だったそうで、大急ぎで2階にある「似たような刀」を借りたという。だが、「大事に刀を守っていた」父には即バレ。團十郎は舞台に持って行った瞬間、「皆さまを(お客さん)をにらむ前に、にらまれましたね」と振り返った。 さすがに團十郎も反省。父の「怒りっぷりも久々にすごかった」そうだが、内心では「子どもが歩いてつっかえたくらいで折れるような刀を持たせんなよ!」と思っていたそうで、この告白に共演者たちが爆笑すると、自身の13代目・團十郎襲名時には「子どもが持とうが何が持とうが折れない刀に作り替える」と決め、「中は本身(鉄製)」にしたことも語った。
ENCOUNT編集部