救援に向かう中国人民銀行

また10月18日には、中国人民銀行が2つの資金供給プログラムを発動し、最大8000億人民元（約16兆8000億円）を株式市場に注入する見込みとなったことで、市場に活気が戻った。 これらのプログラム（自社株買いとスワップ制度）は、株式市場支援策の一環として、2024年9月下旬に初めて発表された。 中国人民銀行の潘功勝総裁は2024年10月18日の金融フォーラムでも、さらなる利下げを示唆した。 この中央銀行の10月18日の発表は市場センチメントを高めており、中国本土を代表する重要な株価指数のCSI300は3.6%上昇して取引を終えた。香港証券取引所の株価指数であるハンセン指数も3.6%上昇した。 「弱いデータは今後の追加景気刺激策を示唆しており、市場は『悪いニュースは良いニュース』になっている」と、マッコーリーグループ（Macquarie Group）の中国経済担当責任者であるラリー・フー（Larry Hu）は述べている。