桜の開花って誰が決めるの!?「天気図と気象観測マニア」の予報士に聞いてみた
最新の開花予想は?
ウェザーニュースが13日(水)に発表したサクラの開花予想では、全国トップは東京と広島の3月20日です。今年の開花は平年並みか早いところが多く、北陸や北日本ほど開花の時期が早まる傾向です。場所によっては1週間以上早まるところもありそうです。 近畿地方の開花予想を見てみると、 ・和歌山と京都 3月24日 ・大阪 3月25日 ・奈良 3月26日 ・神戸 3月27日 ・彦根 3月29日 と、3月24日の和歌山と京都を皮切りに、大阪は25日など、各地とも平年並みかやや早く開花する見込みです。ここまでの3月の気温は平年並みか低い日が多く、つぼみの成長はゆっくりになっているため、前回の開花予想から1~2日遅くなった地点があります。
この先の気温傾向は、きょう16日(土)にかけて平年を上回る暖かさとなり、つぼみの成長を促しそうですが、週明けは寒の戻りがあるため、つぼみの成長も足踏みしそうです。来週の後半以降は気温が上がり、いよいよ各地で「開花ラッシュ」となりそうです。 桜の満開には大体1週間ほどかかるため、近畿地方では3月の末から4月の上旬ごろにかけて満開を迎える見込みです。お花見の計画を立てる際の参考にしてください。 (ABCウェザーセンター気象予報士 真治大輔)