「役割を終えた」紅白の出場歌手に絶望の声 ひたすら寄せ集めを繰り返す“延命”で、マンネリ感が限界に
K-POPが席巻
大みそか恒例の「第75回NHK紅白歌合戦」(午後7時20分~)の出場歌手が発表され、その一覧をめぐって疑問の声が一斉に起こった。「紅白は役割を終えた。そろそろ終わりにすべき」というダメ出しの声が上がるほど。今年の紅白の顔ぶれを改めて振り返ってみる。 【写真をみる】NHK紅白がなんとしても出場してほしい「大物ミュージシャン」 ***
19日に東京・渋谷の同局内で行われた記者会見には、初出場を果たした紅組のILLIT(アイリット)、ME:I(ミーアイ)、白組のOmoinotake(オモイノタケ)、こっちのけんと、Da-iCE(ダイス)、TOMORROW X TOGETHER(トゥモローバイトゥギャザー)、Number_i(ナンバーアイ)、新浜レオンの計8組が登場し意気込みを語った。 他にtuki.(つき)とCreepy Nuts(クリーピーナッツ)も今回初出場を果たしたが、多くはTikTokなどのショート動画で人気を得たグループでシニア層にはなじみのない名前ばかりだ。 長年にわたり紅白を取材してきたスポーツ紙記者が解説する。 「昨年の紅白に出演した新しい学校のリーダーズやAdo、YOASOBI、NiziU、キタニタツヤ、Official髭男dism、ゆず、大泉洋らの名前が今回はありませんでした。衝撃が走ったのはPerfume(パフューム)です。石川さゆり(66)、坂本冬美(57)、天童よしみ(70)、郷ひろみ(69)、福山雅治(55)らと同じ常連組として2008年から昨年まで16年連続で出場し女性グループとしてはザ・ピーナッツと並ぶ最長記録を保持していただけに記録更新にストップがかかってしまったのは不可解です。 また、旧ジャニーズ事務所のSMILE-UP.から業務を引き継いだSTARTO ENTERTAINMENT所属アーティストはNHKとの交渉が決裂し2年連続で出場ゼロとなりました。人気の高いSnow Man、なにわ男子、King & Prince、SixTONESらの出演に期待がかかり、King & Princeと同グループから脱退して結成されたNumber_iとの“サプライズ共演”も取りざたされていただけに残念です」 昨年の紅白ではK-POP系の増加が目立った。MISAMO(ミサモ)、Stray Kids(ストレイキッズ)、SEVENTEEN(セブンティーン)、LE SSERAFIM(ルセラフィム)、NewJeans(ニュージーンズ)の5組に加え、韓国の大手芸能事務所が企画する日本現地化プロジェクトからデビューしたNiziUとJO1の計7組が出場。一方、今年は白組のJO1、TOMORROW X TOGETHER、紅組のTWICE、ILLIT、LE SSERAFIM、ME:Iの計6組と減ったが、TWICEの日本人メンバーであるMISAMOことミナ、サナ、モモは9人組のTWICEとして出演するのでボリュームアップとなる。