【動画解説】関東は空気カラカラ 火災に注意 土曜は空気が潤うほどの雨にはならず
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太平洋側は広く空気が乾いており、特に関東はまとまった雨の降っていない状態が続いています。火災が発生しやすくなっているため、十分ご注意ください。
太平洋側を中心に空気が乾燥しており、特に関東は、ほぼ全域に乾燥注意報が発表されています。東京都心は弱い雨や雪が降った日があったものの、1ミリ以上の雨は先月27日以来観測していません。
21日(土)は北日本を進む前線や低気圧の影響で、日本海側を中心に雨や雪となるでしょう。午後は、西日本や東海にも雨雲がかかる見込みです。関東は夕方以降、沿岸部を中心に雨が降りますが、空気が潤うほどの雨にはならないでしょう。その先も太平洋側では晴れる日が多くなりそうです。
空気が乾燥しているときは、火災が発生しやすくなります。しかし注意したいのは、火を使うときだけではありません。実は、火災の出火原因として特に近年多くなっているのが「電気設備機器」で、全体の3割以上を占めているのです。
「電気設備機器」による火災のうち多いのが、電気ストーブによる火災です。また、リチウムイオン電池による火災や、コンセントからの出火も相次いでいます。これらの火災は「電気ストーブの周りに燃えやすいものを置かない」「リチウムイオン電池に強い衝撃や圧力を与えない」「コンセントは定期的にプラグを抜いてほこりを拭き取る」などを心がけることで防ぐことができます。まだまだ続く乾燥の季節、火災が起きないように注意して過ごしましょう。 (気象予報士・石上沙織)