輪島港で地震後初の本格操業 石川県沿岸の“ズワイガニ”初水揚げ
海上のしけの影響で延期されていた石川県沿岸のズワイガニ漁が7日夜始まり、能登半島地震で海底が隆起するなどの被害を受けた輪島港でも、およそ10か月ぶりに本格的な水揚げが再開されました。 【写真を見る】輪島港で地震後初の本格操業 石川県沿岸の“ズワイガニ”初水揚げ 日本海側の冬の味覚、ズワイガニ漁は、石川県沿岸では例年11月6日に解禁されますが、今年はしけの影響で2日連続で出漁が見送られていました。風が収まったことから、7日深夜から8日未明にかけて金沢港、輪島港、加賀市の橋立港、志賀町の西海港の県内4つの港から漁船が初物のカニを求めて出漁しました。 このうち輪島港では地震で海底がおよそ2メートル隆起し、200隻近い漁船が操業できない状態が続いていましたが、カニ漁の解禁に合わせて港内の土砂を掘り下げ、仮の桟橋などを設ける工事が完了しました。8日午後には漁船が次々と港に戻り、地震後に整備されたベルトコンベアーを使ってとれたてのカニが水揚げされていきました。 カニはこのあと金沢港に運ばれ、8日午後7時半から初競りにかけられます。
北陸放送