『ビリー・エリオット』開幕まであとわずか! 成長を重ねた4人のビリーに直撃インタビュー
「ワクワクがあふれてくる!」
──お稽古を重ねてきて、「やっぱりこのシーンが好き」とか、「実はこのシーンが感動的」と感じたところはありますか。 良舞 バレエがメインの「エレクトリシティ」とか、皆と一緒に踊る「ソリダリティ」は、すごく楽しいです。バレエを踊るのがすごく楽しいんです。 ──「エレクトリシティ」は、ビリーがバレエへの思いを爆発させて踊る名場面ですね。2月のビリー役お披露目の際は、このナンバーを4人で踊るスペシャルヴァージョンで見せてくれました。 良舞 あの時は、皆でひとつの舞台を作るという感じでしたが、今度はひとりでやらなければいけない。バレエの細かい部分、たとえば脚はもっときれいに見せていきたいし、もっと感情を出せるようにもしていきたいです。 瑛土 僕は、「ドリームバレエ」でプロのダンサーと息を合わせて踊ることが、楽しくて楽しくてたまらないです。練習するたびにワクワクがあふれてくるんです! ──バレエダンサーになった大人のビリーとのデュエットですね。ここではフライングも大きな見どころです。 瑛土 本当に空を飛んでいるみたいで、いままでにない経験。「自由―っ!!」って感じます。 宇一郎 僕はいつも、「アングリーダンス」が好きって言っていたけれど、実はボクシングのシーンも大好きなんです。ボクシングコーチのジョージ役は芋洗坂係長さんで、すごく面白い! ボクシングの時間に遅刻したビリーが、マイケルと一緒になってジョージをからかうんです。そういうやりとり、演技がとても楽しいです。 嘉夢一 僕は「レター」が大好きです。感情がたかぶる場面だし、やりがいがあります。 ──「レター」というのは、亡くなったお母さんが生前、ビリー宛に書いた手紙を読む場面ですね。 嘉夢一 ビリーとお母さんの思いが本当に伝わってくるシーンなので、あの……、涙がここまで出かかってしまう。感動してしまいます。 ──「ドリームバレエ」の話題が出ましたが、この場面で大人の男性ダンサーと踊るデュエットは、どんな思いで取り組んでいますか? 良舞 オールダー・ビリーはやっぱりカッコいいです! それぞれと息を合わせて踊るのは楽しいし、難しいこともあるけど、少しでも見せ方を学びとろうと思ってやっています。 瑛土 厚地康雄さんは海外の舞台で踊られてきたダンサーだし、永野亮比己さん、山科諒馬さんはミュージカルの舞台でも活躍されていて、一緒に踊るととても勉強になります。今回しかできない経験です。 宇一郎 やったことのない技、バレエでは出てこない技をどうやったら上手くできるかも教えてくれます。 嘉夢一 「ドリームバレエ」の音楽が大好き。毎回あの音楽を聴きながらオールダー・ビリーと一緒に踊れるのは幸せだし、とても楽しいです。