「菅野さんの穴をカバーするピースになりたい」 巨人の27歳右腕・伊藤優輔が来季先発挑戦へ
巨人の伊藤優輔投手(27)が落ち球を磨き、先発の座をつかみにいく。14日にG球場で自主トレを行った右腕は150キロ前後の直球とカットボールを軸に投球するスタイル。来季の先発挑戦を見据え、「カウントを取れる球が多いほど相手も迷うし、長いイニング投げる上で必要だと思う。落ち球で空振りやカウントを取れるようにしたい」。スプリットの精度を向上させて配球の幅を広げる考えを明かした。 プロ4年目の今季は1軍デビューし、中継ぎとして8登板で0勝0敗、防御率1・04。11月の秋季練習中に阿部監督から「最初は先発でいくよ」と伝えられ、今オフは春季キャンプで球数を多く投げることをイメージしながら調整を続ける。 先発で15勝を挙げた菅野が海外FA権を行使してメジャー移籍を目指しており、「菅野さんの穴をカバーするピースになりたい」と伊藤。けがを乗り越えてきた苦労人が先発争いに割って入る。(宮内 孝太)
報知新聞社