“バドミントン女王”戴資穎、準決勝進出も棄権=膝の故障 ジャパンOP/台湾
(台北中央社)バドミントンのジャパンオープンは23日、横浜で女子シングルスの準々決勝が行われ、台湾で「バドミントン女王」と呼ばれる東京五輪銀メダリストの戴資穎が日本の仁平菜月に21-13、21-14で快勝し、準決勝に駒を進めたが、左膝の故障を訴え、棄権した。台湾に帰国後、検査と治療を受けるとしている。 以前から膝を痛めていた戴は第1ゲームで左膝を伸ばしすぎ、苦痛の表情を浮かべて試合を中断。冷却スプレーで処置した後、続行して勝利を収めたが、準決勝の棄権を決めた。 試合後に中央社の取材に応じた戴は、故障時に「まずい」と思ったとコメント。試合を乗り切る努力をしたものの、試合後にも不快感が残ったため、負傷に関する証明書を出してもらい棄権したと語った。 また「準決勝まで行けたことに驚いた。今は行けるところまで行きたい。帰国後の検査結果が悪くないことを願う」と笑みを浮かべた。 (黎建忠/編集:齊藤啓介)