深い眠りは「朝食のとり方」で決まる。みそ汁を朝に飲むメリット3つ
睡眠の質にかかわる、いちばん大切な食事は「朝ごはん」といわれています。そこで、睡眠に詳しい医師の白濱龍太郎先生が、快眠につながる朝食について教えてくれました。睡眠ホルモンが分泌されやすい食べ物や、朝にみそ汁を飲むメリットを一緒に学びましょう。
睡眠にとって、もっとも大切な食事は朝食です
質のよい睡眠は、朝の過ごし方によって決まります。 「朝起きたらカーテンをあけて太陽の光を浴び、朝食を食べましょう。朝食を食べると体温が上がり、体内時計が整います」(白濱先生、以下同) とくに積極的にとりたいのは、トリプトファンという必須アミノ酸。 「睡眠ホルモンの分泌に欠かせない栄養素で、大豆製品や赤身の魚、牛肉や豚肉、卵、乳製品、バナナ、ナッツなどに多く含まれます。ご飯とみそ汁、納豆、焼き魚などの和食の献立が理想ですが、時間がないときは、せめてみそ汁を1杯飲みましょう」
朝にみそ汁を飲む3つのメリット
朝食にみそ汁を飲むことで得られる具体的なメリットをご紹介します。
●1:朝食で体内時計をリセット
人間の体内時計は24時間より少し長いといわれ、放っておくと乱れがち。朝起きて1時間以内に朝食を食べることで、体内時計のリズムが整います。 <ポイント>朝食は和食がおすすめ ご飯にみそ汁、納豆、焼き魚などの和食メニューは、腸内環境を整えて脳の働きをよくし、体内時計のリズムを整える効果も。
●2:大豆に含まれるトリプトファンが睡眠ホルモンをつくる
大豆製品であるみそには、睡眠ホルモンのメラトニンの分泌に欠かせない栄養素、トリプトファンがたっぷり含まれるため、夜は眠りにつきやすくなります。 <ポイント>朝はパン派の人も、トリプトファンを意識して! 朝食はパンがいいという人も、バナナやヨーグルト、卵、ナッツなど、トリプトファンを含む食品を取り入れるようにしましょう。
●3:消化器官がしっかり活動し、脳の働きがアップして快眠に
朝にみそ汁を飲むと、消化器官が活動を始めて脳が働き、体温が上がって昼間しっかり活動できるように。夜は自然と脳も体も休息モードになり、心地よく眠れます。
ESSE編集部