“内憂外患”のバルサが必然の急失速【ワールドサッカーダイジェストのザ・ジャーナリスティック】
バルサは深刻な状況にある
知識をひけらかすように檄を飛ばすアシスタントコーチのサラビア(マスクの人物)に、メッシら主力は拒否反応を示しはじめている。(C) Getty Images
年明けからゴタゴタが続き、フロントとの関係が悪化していたバルサの主力選手たちに、コーチングスタッフとの不仲説が浮上。まさに内憂外患といえる状況のチームは、再開3試合目でついに首位の座を明け渡すことに。(文:ヘスス・スアレス/訳:小宮良之 2020年7月16日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック スペイン』を転載) ―――◆―――◆――― バルセロナがラ・リーガの首位から陥落し、その後も勝点を取りこぼしつづけている。 だが私には、なんの驚きもない。日頃から私の原稿を読んでくださっている賢明な『ワールドサッカーダイジェスト』の読者の皆さんも、きっと同じ気持ちだろう。必然の結果なのだ。 新型コロナウイルス禍による中断が終わり、バルサはマジョルカとレガネスを相手に連勝を飾ったが、そのプレー内容は目を覆いたくなるほど酷いものだった。ただ勝ってい
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