「生理への理解」は広がってる? “うめき声連発!?”の生理痛研修、フェムテック市場の急拡大、生理カルタ...女性が抱える生理の課題、解決に向けて異業種企業の動きも活発化
一方、同じ疑似体験を受けた女性社員・稲津里香さんは、「実は『強』でやったんですけど、全然痛いって思わなくて」と体験の感想を回答。「じんじんきてるのは分かったんですけど、自分の生理痛の方が重いなっていうのは感じました」と話しました。
実際には、個人差も大きい生理痛。研修に参加した男性社員は、「この痛みを経験すると、こっちからも積極的に配慮していく必要がある。声かけしていかなければと思いました」と、自身の気付きを明かしました。
生理で大変なのは、“生理痛”だけじゃない
中京テレビ「キャッチ!」スタジオでは、番組コメンテーターの小田井涼平さん、てぃ先生が「生理痛VR体験装置」を体験。機械が起動すると、研修に参加した男性社員たちと同様に痛みに顔をゆがめる二人。てぃ先生は、「おなかの奥が収縮されている感覚」と痛みの感覚を表現しました。
大阪ヒートクール社によると、近年、生理痛研修は企業だけでなく自治体、教育の現場でも増加。実際の研修では、ランダムモードで数十分は装着することをふまえ、小田井さんとてぃ先生にもランダムモードでしばらく参加してもらうことに。
生理で大変なのは、生理痛だけではありません。布ナプキンメーカー「りぼん」では、“生理あるある”をカルタにした「生理カルタ」を販売。「寝起きのね シーツ見るとき 祈ります」、「立ち上がり ドバッと出たよ 座れない」、「二日目が 一番きつい 心も体も」など、生理中の女性が抱える悩みを表しています。
生理の悩みに最新技術が集結!
悩みの多い、女性の生理。そんな生理を乗り切る、お助けアイテムが今増えています。 『東京ビッグサイト』では、「第3回フェムテック トーキョー」が開催。“フェムテック”とは、「フィメール(女性)」と「テクノロジー(技術)」を組み合わせた言葉で、女性特有の悩みをテクノロジーの力で解決していく商品などをさします。 経済産業省よると、実は女性の生理痛や生理前の体調不良による、経済損失は年間6828億円!これを解消するため、フェムテック市場は急拡大しています。