パラ車いすテニス“最年少”金メダル 小田凱人選手 強さの秘密とは?【バンキシャ!】
さらに小田選手の強さを後押ししているのが、特注の車いすだ。 7日、静岡・浜松市にある小田選手の車いすを製作する「橋本エンジニアリング」で見せてもらったのは、小田選手が14歳の頃から使っていたという車いす。 そこには、こんなこだわりが。 小田選手の車いす製作 「左足をぐっと後ろに下げて、操作したいという要望があった」 不自由な左足を後ろに下げるために、フレームの一部を取り外し、座面も8センチほど切りとった。さらに、小田選手の車いすについて、「『サーブを打つときに背中が当たって痛いので、低くできないか』ってことで限界まで低くした」と話す。 こだわったのは座面や背もたれなど主に6か所。10回以上試作や改良を繰り返した車いす。およそ1年ほどかけて完成したという。 自分流のテニスを貫いた小田選手。「僕の目で見たその時の景色っていうのが、金メダルというのもそうだし、憧れてきた選手と横にいて僕が真ん中にいるっていうのが、マジなんともいえない」と話す。 (9月8日放送『真相報道バンキシャ!』より)