井岡一翔、31日の世界戦中止 王者がインフル感染―ボクシング
世界ボクシング協会(WBA)スーパーフライ級前チャンピオンの井岡一翔(志成)が挑む予定だった31日の同級タイトルマッチ(東京・大田区総合体育館)が、現王者フェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)のインフルエンザ感染で中止となった。 【写真特集】4階級制覇ボクサー 井岡一翔 主催者が30日に発表した。 前日計量の会場で行われた説明では、マルティネスは25日に発症。発熱などの影響で26日の公開練習や29日の調印式が取りやめとなり、30日朝に王者側が「戦える状態ではない」と判断した。井岡は「複雑な心境だが、受け入れて次に進むしかない」と話した。 井岡陣営はタイトル戦の実現に向け、改めて交渉する方針。今年7月にマルティネスに奪われたWBA王座への返り咲きを目指していた井岡は「マルティネスとやれるのが理想」と希望し、相手側も「プロモーターが話し合うことになるが、チームとしては井岡と戦うことを望む」と述べた。 チケットの払い戻し希望者には返金する。