【MotoGP】ごぼう抜きのマルク・マルケス「最後まであきらめない」走りで2戦連続2位!
◇オートバイレースの世界最高峰MotoGP2024年シーズン第5戦フランスグランプリ(12日、フランス/ル・マン・ブガッティ・サーキット) 【動画】驚異のごぼう抜きでマルク・マルケスが2位表彰台獲得の激しいレースはこちら! 最高峰クラスを6度制した、かつての『絶対王者』マルク・マルケス選手(スペイン/ドゥカティ)が、前戦では勝てなかった現王者のバニャイア選手(イタリア/ドゥカティ)をラストラップに抜き去り、2戦連続の2位表彰台に上がりました。 予選で手こずり13番グリッドスタートとなったM・マルケス選手でしたが、土曜のスプリントレースでごぼう抜きの離れ業を見せ2位表彰台に上がっていました。 12日の決勝レースでも5列目13番グリッドからスタート。この日のM・マルケス選手は慎重にポジションを上げていくと、残り9周で3位、残り2周で先頭争いを繰り広げるマルティン選手(スペイン/ドゥカティ)とバニャイア選手のすぐ後ろにつけます。 M・マルケス選手がレース後「(インタビュアーに)あなたも知っているでしょ?僕が最後まで絶対に諦めないということを」と同意を求め、世界中が思わずうなずいたように、バニャイア選手を残り少ない勝負どころ、第9コーナーで見事にパス。前回スペインでは負けたドゥカティのエースに勝ちきりました。 ポールポジションを獲得し、スプリントレースも制したポイントリーダー、マルティン選手の優勝を阻止することはできませんでした。それでも、文字通りの「諦めない走り」に、レースの聖地ル・マンの目の肥えたファンも大喜び。 最新のマシンを駆るマルティン選手、バニャイア選手に『型落ち』と言われるマシンで追いつく走り。ここ2戦でのM・マルケス選手のパフォーマンスは、近年、最強を誇るメーカーであるドゥカティの責任者にも大きなアピールになったはず。 2週間後は、自身が生まれ育った地でのカタルーニャグランプリ。ドゥカティ移籍後の初優勝を達成しても、何も不思議はありません。 なおM・マルケス選手はポイント争いでもマルティン選手、バニャイア選手に続く3位に浮上しています。 ▽フランスGP MotoGPクラス スプリントレース(11日、13周) 1.マルティン 2.M・マルケス 3.ヴィニャーレス(スペイン/アプリリア) MotoGPクラス 決勝レース(12日、27周) 1.マルティン 2.M・マルケス 3.バニャイア ▽ポイントランキング 1.マルティン 129P 2.バニャイア 91P 3.M・マルケス 89P ▽次回はカタルーニャGP(スペイン・カタルーニャ/カタルーニャ・サーキット) 25日(土) 全クラス予選+MotoGPクラス スプリントレース 26日(日) 全クラス決勝