「現役最多」のWSリング保持のベッツ さらなる世界一へ強い意欲「最低でもあと5、6回」
世界一に輝いたドジャースの「MVPトリオ」の1人、ムーキー・ベッツはワールドシリーズでも期待通りのパフォーマンスを発揮した。 【動画】優勝セレモニーで涙!T・ヘルナンデスが大観衆の声援に感極まる ポストシーズン序盤では当たりが出なかったものの、勝ち進む中で勝負強いバッティングを取り戻した。ヤンキースとのワールドシリーズでは全試合で出塁、第2戦から4試合連続安打をマークするなど打線を牽引。第5戦では8回に満塁のチャンスでセンターへの犠牲フライを放ち、チームに決勝点をもたらすなど、ドジャースの4年ぶりとなる世界一に大きく貢献した。 ベッツは、前回のワールドシリーズ制覇時もドジャース加入初年度でメンバーに名を連ねており、さらに2018年、当時在籍していたレッドソックスではシーズンMVPに輝き、その上でチームを世界の頂点に押し上げた実績を残している。 今回でベッツ自身3度目のワールドシリーズ制覇であり、米国内でもその偉業が話題となっているようだ。米メディア『Sports Illustrated』では、現地時間11月3日にベッツの特集記事を配信しており、「ベッツは現役選手の中で唯一、3つのワールドシリーズリングを持つ選手となった」と報じている。 同メディアは、「2018年、レッドソックスで最初のワールドシリーズを制し、その時の対戦相手はドジャースだった。ベッツはそのシーズンにアメリカンリーグのMVPに輝き、リーグの首位打者にもなり、初のワールドシリーズリングを獲得した」と振り返っている。 また、「3度の優勝を達成したベッツだが、まだリングを増やすことを諦めていない」と綴っており、ワールドシリーズ制覇後の優勝セレモニーでベッツが語ったコメントを掲載。ドジャースとの契約期間などを踏まえ、以下の様に意欲を示している。 「これまでドジャースで2回優勝した。(契約が)あと8~9年残っているんだろ?じゃあ、最低でも5回か6回はやらないといけないよね?」 さらにベッツは、「今3つ持っているけど、LAでこの手をリングでいっぱいにしたいんだ」とも述べたという。すでに眩いキャリアを残してきた中でも、失うことのない勝利への貪欲さこそ、球界屈指のプレーヤーたる所以なのかもしれない。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]