「合計身長369cm」の大型ユニットが10億円を被災地に寄付…「型破りな男」が生んだ「35年忘れられないフレーズ」
「型破り」に筋を通す還暦
長くなりましたが、言いたかったのは、こういう吉川晃司の「型破り」な生き方の必然的結果としての「COMPLEX 能登に10億円寄付」だということでした。 そして私が思うのは、あんな「型破り」なチャリティライブが出来たのでは、復興が遅々として進まない能登の惨状を見て、吉川晃司の心の中で、この歌詞が流れたからではないかということ。 ――♪走り出さなきゃ始まらない そんなペースじゃ意味がない YOU'RE JUST A RAMBLING MAN やりたいようにやれよ さて。来たる2025年の8月18日、吉川晃司は60歳、ついに還暦を迎えます。そう、我々は「吉川晃司が還暦となる時代」を生きているのです。 しかし私は誇らしくも思います。何事も「型通り」に小さくまとまっていくこの国に、「型破り」な物言いをして「型破り」に筋を通す還暦が仁王立ちすることに。 でも吉川晃司にとって、還暦=60歳なんて、単なる通過点のはず。だって「80までカッコつけて、『あいつ死ぬまでバカだったな』と言われたい」のですから。
スージー鈴木