大失態!? 冬の海外移籍で苦しんだ日本人選手(7)五輪の凄さはどこへ!? 半年で終わったスピードスター
2025年となり欧州主要リーグの冬の移籍市場が開幕した。Jリーグがオフシーズンのこの時期で日本から海外に移籍する選手もいるが、欧州のクラブがシーズン途中のこのタイミングでの加入は難しく、適応に苦戦することは珍しくない。今回は、冬の海外移籍で失敗した日本人選手を厳選して紹介する。
FW:永井謙佑 生年月日:1989年3月5日 移籍先:名古屋グランパス→スタンダール・リエージュ(ベルギー) 移籍日:2013年1月16日 2012年夏に行われたロンドン・オリンピック(五輪)で最もインパクトを残した日本人選手は永井謙佑で間違いないだろう。圧倒的なスピードでカウンターの脅威となり、ベスト4入りの立役者となっていた。 そんなスピードスターは五輪から半年後の2013年1月に、当時の日本代表の正GKである川島永嗣が所属していたスタンダール・リエージュへと完全移籍。同タイミングで小野裕二も移籍し、欧州で初めて3人の日本人選手が同じクラブでプレーすることとなった。 しかし、ロンドン五輪やJリーグでみせた輝きをベルギーで発揮することはできなかった。半年間で公式戦12試合無得点に終わると、スタンダールでのプレシーズンを経て、2013年夏に名古屋グランパスへ期限付き移籍の形で復帰。ベルギーでコンディションを落とした影響はJリーグにも及び、怪我での離脱がなかったのにも関わらず、2013年は1ゴールも決めることができなかった。 2014年に再びトップフォームに戻したが、スタンダールへと復帰を果たすことなく、2015年1月に完全移籍へと移行。オリンピックで世界を驚かせたスピードスターの欧州挑戦はわずか半年で終わりを告げた。
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