【BCクラシック】シティオブトロイにダート適性はあるのか? 有力馬5頭の血統をジャッジ/坂上明大の重賞血統査定
ブリーダーズカップの予想をしたいけど、有力馬の血統が分からない! そんな人にお届けする特別企画。当サイトで重賞の血統傾向を分析し、出走予定馬の適性を査定してくれている配合コンサルタントの坂上明大氏が、BCクラシックの〝スペシャルリポート〟も作成してくれた。血統解説を読めば、レースの正体も見えてくる! 【評価は★5つが満点】 ※適性評価=血統を中心に馬体や走法などから今回の条件との適性マッチ度を評価 ※素質評価=血統、馬体、走法などから素質の高さを相対的に評価
<BCクラシックの血統傾向>
2024年のブリーダーズカップはデルマー競馬場での開催。デルマー競馬場のダートコースは1周距離が約1600メートル(参考=京都競馬場は1607.6メートル)、4角からゴール板までの距離が約280メートル(参考=小倉ダートは291.3m)という比較的コンパクトな競馬場で、本場で開催されたBCクラシックは2017年も2021年も逃げ馬が勝利しています。血統面でもRobertoやDanzigといった機動力に優れた血が活躍しており、これらの血は同コースで行われるパシフィッククラシックでも重要な血脈となっています。
ウシュバテソーロ
欧米日のミックス配合で、ダート馬の中では相対的にスタミナ面が強みの長距離馬。追走力では劣る半面、前半で温存したスタミナはしっかりと鋭い末脚につながっています。ただ、今回は直線の短いデルマー競馬場。ドバイワールドCのように前半はしっかりと脚をタメられる舞台の方が合っています。 適性評価:★★ 素質評価:★★★★