【BCクラシック】シティオブトロイにダート適性はあるのか? 有力馬5頭の血統をジャッジ/坂上明大の重賞血統査定
デルマソトガケ
昨年のBCクラシック(サンタアニタパーク競馬場)の2着馬。母アムールポエジーは2013年関東オークス馬で、本馬の豊富なスタミナはネオユニヴァース×トニービンの母譲りといえるでしょう。また、父マインドユアビスケッツはRahyやRobertoを持つスピードと機動力に優れた種牡馬。デルマー競馬場の今年も本馬の持ち味が存分に生かせそうです。 適性評価:★★★★★ 素質評価:★★★★
フィアースネス
母Nonna Bellaは2016年ウッドメモリアルS勝ち馬Outworkの半妹。City of Light産駒の本馬は剛柔のバランスが取れた配合形で、コースを選ばず持ち味のスピードを発揮してくれるでしょう。ただ、エンパイアメーカーの血を引き、モマれる競馬の経験も少ないだけに、ゴチャつく競馬は避けたいところです。 適性評価:★★★★ 素質評価:★★★★
フォーエバーヤング
3代母ローミンレイチェルに遡る牝系に属し、本馬の3/4同血の妹には先日アルテミスSを制したブラウンラチェットがいます。ディープインパクト系リアルスティールの産駒だけに、北米のダート馬との比較では先行力で劣りますが、母父であるA.p. Indy系Congrats譲りの持続力は素晴らしく、5月のケンタッキーダービーでは北米3歳のトップクラスを相手に接戦の3着と見せ場をつくりました。ただ、今回は小回りなデルマー競馬場。広いコースの方が競馬はしやすそうです。 適性評価:★★★ 素質評価:★★★★
坂上 明大