子供の頃に食べたアジフライを思い出す 旧街道沿いの食堂『永田ドライブイン』へ
メニューの数がスゴイ!? 雰囲気も良い店内で悩みに悩む
美味しいアジフライを求めて、筆者(増井貴光)がやってきたのは千葉県茂原市です。この日は、長柄町の「ロングウッドステーション」でイベント「Webike Festival 2024」が開催され、バイク雑誌の撮影会のためカメラマンである筆者は真面目にお仕事でした。来場者の多さにびっくり。撮影会もひっきりなしで、ほぼ休憩無しの4時間でした。 【画像】めちゃ美味しそうー!『永田ドライブイン』のアジフライを画像で見る(21枚)
撮影が終わって後片付けを済ませると15時。例によって昼ごはん抜きなので「腹へった……」な筆者です。挨拶もそこそこに地元のライダーから聞いた店へ一目散に向かいます。 長柄町から東へ走り、隣の茂原市に入ります。道幅の広い国道128号を北上し、途中で片側1車線の脇道に入ったのですが、単純に旧道かと思ったら「伊南房州通往還」という名前がついています。気になって少し調べてみると、千葉市中央区から館山市まで続く旧街道でした。江戸時代には、外房から千葉港への物流ルートだったそうです。 そんな「伊南房州通往還」を進んで数分で目的の店「永田ドライブイン」に到着しました。その外観は筆者が大好きな昭和的ドライブイン、食堂です。広い駐車場から店内に入ります。 窓に囲まれた広めの店内は明るく、従業員も活気があって良い雰囲気です。窓には所狭しと短冊のメニューが貼られています。厨房側の壁にもずらっと貼られたメニューは、かなりの数の定食、そば・うどん、中華など、見ているだけでワクワクする筆者です。聞いた話だと、マグロや魚が美味しいとのこと。
ホワイトボードに書かれているおすすめメニューは、中とろにマグロ、目鯛、ブリ、かつおなどの刺身定食に、マグロのアレンジメニュー、そして「イワシフライ定食」とあります。もしかしてアジフライは無いのか? と聞いてみると「普通のアジフライ」はあるとのこと。 じつは大きなアジフライを提供することもあるそうですが、かなりレアケースで話をする店の方も見たことがないとか。これは、伝説の大アジフライなのかもしれません。 卓上にもメニューが置かれています。その中で気になるのは「まぐろつぼ漬け定食」に「まぐろのポン酢和え」です。情報が多すぎてパニックする筆者ですが、まずは落ち着いてオーダーするものを組み立てます。 美味しいアジフライを求めてやってきたので「アジフライ」は必須です。メニューには「あじフライ定食」の他に、あじ、かき、いか、コロッケの「ミックスフライ」があります。コロッケが含まれるのは珍しいので気になります。 刺身かまぐろも食べたいので、悩みに悩んで「まぐろ巣ごもり定食」に「あじフライ」をお願いしました。