公用PCの情報漏洩?SNSで拡散 斎藤知事、第三者機関の設置検討
兵庫県の斎藤元彦知事は2日、元西播磨県民局長=7月に死亡=の私的情報とされるデータがSNS上で拡散されたことについて、「本物かどうかは承知していない」と述べたうえで、事実確認のために第三者機関の設置を検討する意向を明らかにした。 データは、政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏が11月29日にSNS上などに投稿した。斎藤氏のパワハラ疑惑などを内部告発した元県民局長が公用パソコンに残した情報の一部などと主張して、パソコン画面と思われる画像などを公開している。 斎藤氏は「情報が出ていることは、詳細は承知していないが、認識はしている」と述べたうえで、「事実関係を含めて確認するために、第三者機関の設置を含めて検討したい」と話した。 この情報をもとに、元県民局長らを中傷する投稿もSNSで広がっている。斎藤氏は「流れている情報が真偽も含めてわからない。弁護士を含めた専門的な方に事実確認をしてもらうことが大事」と繰り返し発言した。また、「誹謗(ひぼう)中傷がないようなSNSの運用を含めた社会づくりが必要。条例制定を含めて、しっかり対応していきたい」とも語った。
朝日新聞社