ビギナー必見! バイクキャンプの積載実例、小排気量バイク(クロスカブ)の場合【コバユリのキャンプツーリング入門】
3 荷物をバイクに「スッキリ」積載する
まず、荷物を左右均等に積載できるように、センタースタンドを立てます。センタースタンドが付いていないバイクの場合は、なるべく平らなところにバイクを停めて、左に傾いていることを念頭に置いてから始めましょう。 テントをフロントキャリアに括り付けます。クロスカブはヘッドライトガードがそのままキャリアとしても役立つので、荷重を前後に分散できることもあり、コバユリの場合ここがテントの定位置になっています。ただし、テントの収納サイズがこれより大きくなってくると、ハンドルを切ったときに干渉するので、走り出す前に問題がないか確認を。(テントを括り付ける順番は、バッグを積載した後でもOK!) (所要時間:約1分半) 次に振り分けバッグを取り付けます。 走行中に車体からズレたり大きく振れたりしないよう、各所に付属のベルトを車体に絡ませて固定。 (所要時間:約1分半) 次にダッフルバッグを積載します。キャリアの左右中心にバッグを置いて、テンションコードでしっかりと括り付けます。このとき、パッキングを雑にしていると、ベルトの圧により形がいびつになり、スッキリした積載になりません。 幅のあるものを荷締めベルトで積載する場合、2本をクロスさせるより写真のように並行に使った方がより安定しますが、クロスさせて使う場合には、バッグを上から抑え込む力がクロスする地点1点のみになるので、その点が必ずバッグ上面中心にくるようにしましょう(そうでないと走行中にバッグがズレてしまいます) (所要時間:約2分) 以上、合計5分ほどで積載完成です! 一歩下がって左右に偏りがないことを確認し、バッグを手で揺すってみて簡単にズレないことを確認したら、走り出す前に、以下のことも必ずチェックしてください。 ・跨ってみる⇒荷物が乗車姿勢の妨げになっていないか(座面が狭くなりすぎているようなら荷物の積載位置を後方へ) ・取り回してみる⇒取り回り可能な重さか/左右のどちらかに重さが偏っていないか(重すぎたら荷物を削る/左右の偏りが感じられたらパッキングし直す) 問題なければ、夢のキャンプツーリングへ出発です。ご安全に! 次回は、大型バイクの場合の道具選びから荷造り、積載についてお届けします。
小林 夕里子