10年で売上倍増 エレキギターFenderトップに聞く、日本市場の開拓法
ギター愛、客観的数字、現場
ムーニーCEOはフェンダーに入る前から、個人的にギターの演奏を楽しんでいた人で、現在は100本を超えるギターを所有しているという。 「結局のところ、ずっと演奏を楽しむ人は『十分にギターがそろった!』と思えることはないんですよ(笑)」と話す。経験豊かな経営者である前に、ギター愛にあふれた1人の人間なのだ。 その彼が、緻密な市場調査をし、数字的根拠を元に日本市場を開拓している。日本での滞在中の休日には、自ら街を散歩して旗艦店周辺の歩行者の多さを実感したそうだ。このような経営者が企業のトップであれば、日本でのフェンダーファンがさらに増えていきそうな気がしてならない。 (武田信晃、アイティメディア今野大一)
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