外構の工事費を67万円カット、庭をDIYで仕上げて家族みんなで思い出づくり
造園業者には目隠しにする高低木だけ依頼。
ブロック塀はもっと高くして、まったく外が見えないようにしたかったのですが、高く積むとそのぶん資材費用も上がります。そこで、背の高い常緑樹をブロック塀沿いに植えて、高さをカバーすることにしました。生垣としても使われるシラカシという常緑樹を、右の壁沿いに使用。 こちらが引き渡し直後の様子。提案してもらったなかで、外構業者に植えてもらった木はこれだけ。大きく育った木は値段が高いので、目的に合う最小限の数に絞りコストカットしました。
庭の地面は家族の思い出づくりでDIY
もともとは地面まで業者に手を入れてもらう提案内容でしたが、それをなくし、大幅に費用削減しました。 そして地面の部分は、「家族の思い出づくり」としてDIYすることに。じつは夫には、実家の庭を、まさに同じような状態から家族でつくり上げた思い出が。とても楽しかったから、この家でも子どもたちと一緒にやりたいと。 とはいえ、庭づくりなんてしたことのなかった筆者たち。素人でできるものなのか? 外構担当者に相談したところ、「もとの図面を参考に、アプローチの形を考えたり、植物を植えたりすると、失敗が少ないですよ!」と、ありがたいアドバイスをいただきました。 そこで提案書を参考に庭づくりを開始。まずはアプローチからつくりました。最初にアプローチから取りかかってよかったです。花壇はないものの、緑を植える場所が明確になり、悩まずにすみました(植えるものには悩みましたが…)。 イメージは里山と、イングリッシュガーデンをたした感じ。「緑×レンガ」「枕木×砂利」の組み合せが、いい雰囲気になっています。 アプローチを縁どるレンガや砂利は、ホームセンターで購入した安いもの。枕木に見えるコンクリートとアンティークレンガは、ネットで購入。周りの植物は、ホームセンターや花屋、ネットで購入しています。費用はかなり安く抑えることができました。 提案書にアプローチの形はありませんでしたが、道の形を参考に自分たちでラインを決定。あとは好みの画像をひたすら集めて参考にして、素材や形を決めていきました。正直この決めるまでにとても労力が必要でしたが、結果、予想以上のでき栄えに! 写真は当時のもの。幼稚園児と小1だった息子たちも参加して、一緒につくりました。地面が完成したときのあの喜びを分かち合えたのは、すばらしい思い出です。 息子たちが選んだ植物の花が咲くと、いまだに「あれは僕の」と誇らしげに言うことも。
67万円コストカットできて、思い出深い庭に
DIYした結果、費用は67万円抑えることができました。必要な部分は妥協せずに実現できたので、「やめたもの」についての後悔はありません。むしろ必要なものを厳選する、よいきっかけになりました。 プロがつくったら、きっともっと美しくなったかも。しかし、思い出づくりができたおかげでしょうか。素人ながら家族でDIYしたこの庭の眺めが、筆者にとっては最高に心地よいのです。
武井優音