「ヘイト集会」会場使用制限を 作家らが都に声明、100人賛同
関東大震災の朝鮮人虐殺を巡り、作家ら知識人有志が26日までに、参加者の発言がヘイトスピーチ認定される集会を昨年9月1日に東京都墨田区で開いた団体に、今年は会場の公園を使わせないよう都に求める声明を出した。 声明はノンフィクション作家の加藤直樹氏、劇作家の坂手洋二氏、小説家の中沢けい氏が呼びかけ人で、弁護士や研究者、文化人ら100人以上が賛同人に名を連ねた。 1923年9月1日の関東大震災では「朝鮮人が井戸に毒を入れた」などの流言が広まり、自警団や警察などが朝鮮人や中国人を殺害した。73年、墨田区の都立横網町公園に追悼碑ができて以降、毎年追悼式が開かれている。