Shanling「UA6」

MUSINは、同社取り扱いのShanlingブランドから、4基のDACチップとハイブリッド電源システムを搭載したフラグシップポータブルDAC／アンプ「UA6」を11月8日（金）より発売。予約受付は11月1日（金）より開始する。価格はオープンだが、税込26,235円前後での実売が予想される。カラーはブラックとシルバーの2色展開。 シーラス・ロジック社製のDACチップ「CS43131」を4基搭載 シーラス・ロジック社製のDACチップ「CS43131」を4基搭載。PCM 768kHz/32bit、DSD512までのネイティブ再生をサポートしており、高いクオリティのサウンドを実現したとアピールしている。また、DACチップ2基を駆動する「Dualモード」と4基駆動する「Quadモード」の切り替えが可能。 出力端子には、3.5mmシングルエンドと4.4mmバランスを備えており、バランス接続時には最大361mW@32Ωの高出力を実現。3.5mm端子は「S/PDIFモード（同軸デジタル出力）」に対応することで外部のDACやオーディオシステムへの接続も可能となっている。 電源には、USB接続デバイスと内臓の220mAhのバッテリーの両方から給電する「ハイブリッドパワーシステム2.0」を採用しており、供給電力の変動や不安定な電力によるパフォーマンスの低下を防ぐと説明。 具体的には、内蔵バッテリーがUSB接続デバイスからの供給電力を自動的にサポートすることで、クリーンで安定した電力をオーディオ回路へ供給し、パフォーマンスの向上を図っているという。加えて、USBからの電力供給制限のある接続デバイスにおいては、バッテリーがバッファーの役割を担うことで接続をアシストし、デバイスとの互換性を高める効果があるとのことだ。 そのほか電源部には、従来の「UAシリーズ」同様「LDOレギュレーター」を搭載することでバックグラウンドノイズを抑制。音楽が「一音一音鮮明に描かれ、繊細でエモーショナルなサウンド」を体感できるとしている。 同ブランドが配信中のコンパニオンアプリ「Eddict Player」と連携することで、ボリュームやデジタルフィルター、DACモード、ゲイン機能などをスムーズにカスタマイズすることができる。なお、iOSデバイスでは本アプリによるコントロールは非対応で、そのほかの一部スマートフォンでも曲送り／曲戻し機能が利用できない場合があるという。 接続ケーブルは着脱可能となっており、幅広いデバイスとの互換性を確保。使用するデバイスや環境に応じたケーブルのカスタマイズや好みのサウンドの探求を可能にしているとのこと。付属のケーブルとして、18芯の高純度無酸素銅を採用したUSB Type-C to CケーブルとC to Aアダプタを同梱する。 そのほか機能面では、本体側面のセンターキースイッチを長押ししながらデバイスに接続することで、「UAC1.0」対応のゲーミングDACとして駆動させることが可能。没入感の臨場感に優れたサウンドでゲームプレイをサポートするとアピールしている。 筐体は、近代的でダイナミックなデザインを採用しつつ、滑らかな手触りと軽量設計を実現したと説明。持ち運びに適しているとのこと。側面にはメカニカルキースイッチを搭載しており、音量調整や各種設定の操作が容易にできるという。 フロントパネルには1.3インチのLCDディスプレイを搭載。下部に本機の動作状況とステータスを確認できるLEDインジケーターを搭載しており、サンプリングレートによってカラーが変化する仕様となっている。また、新規UIの採用によって、ディスプレイのテーマやフォントデザイン、フォントカラーのカスタマイズができ、上述のアプリを利用することで好みにあわせて設定することができる。 周波数特性は20Hz - 40kHz。THD＋Nは3.5mmシングルエンドで0.00025％（＠32Ω）／4.4mmバランスで0.0006％（＠32Ω）、SN比は3.5mmシングルエンドで120dB（＠32Ω）／4.4mmバランスで120dB（＠32Ω）。外形寸法は68×33.5×13.6mm、本体質量は約35g。 また、UA6発売の同日、専用PUレザーケースを発売する。高級感のあるデザインを採用したというスリーブタイプのケースで、操作感はそのままに、衝撃や擦り傷からUA6を保護するとのこと。同じくオープン価格だが、予想される実売価格は税込2,420円前後。カラーはブラックのみとなる。