【NFL】スーパーボウル制覇を自分の使命とするカーディナルスQBマレー
“良いオフシーズン”が2024年シーズンの成功につながるとしたら、それはどのような形になるのだろうか?
シーズンを迎えるにあたり、自分の使命は何かと質問されたマレーは「スーパーボウルで勝つこと」と答えている。
マレーはそれが自分の目標であり、カーディナルスに期待していることでもあると強調した。しかし、それはマレーが毎シーズン、考えていることでもある。
「毎年、スーパーボウルに勝つためにやっているし、他の理由でプレーしているわけじゃない」とマレーはコメント。
カーディナルスはまだスーパーボウル制覇を経験したことがなく、マレーが在籍している5年間でプレーオフに進出したのはわずか1回で、そこで勝利したことは一度もない。
春にはどのNFL選手も楽観的な考えを口にするものだが、この春にはいくつかの理由で、いつもとは異なる雰囲気がある。
「今シーズンに向けては、自分たちのやっていることに本当に集中できているような気がする」とマレー。「それは、みんなが何をしていても、自分がどこにボールを投げたらいいのかが分かるっていう自信だと思う。このシステムを1年経験したからね。そういうふうに感じられたら、限界はなくなる。俺はずっとQBとしてプレーしてきたけど、そういう状態になったとき、うまく説明することはできないんだけど、良い気分なんだ。そういうときは、ただ外に出て実行するだけ」
オクラホマ大学でハイズマントロフィーを受賞し、2019年NFLドラフトの全体1位でカーディナルスから指名を受けたマレーは、成功をつかむ上で、NFL入りしてから最も良い状態にあると感じている。シーズン前にこれほど成功が待ち受けている感覚を抱いたことはあるかと聞かれたマレーは「ハイズマンを獲得したときと似ているかな」と答えた。
本人の説明によると、プロボウルに2回選出された経歴を持つマレーは、新しいコーチングスタッフやロッカールームに見事に溶け込んでいるという。26歳のマレーは新しいスキームにもチームメイトにもなじんでいるベテラン選手だ。