【NFL】スーパーボウル制覇を自分の使命とするカーディナルスQBマレー
昨年のこの時期、アリゾナ・カーディナルスの新体制が定着しつつある中で、クオーターバック(QB)カイラー・マレーはACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)断裂からのリハビリに取り組んでいた。
今年はマレーが手術から復帰してから、そして現在のオフェンスになってから、2年目となる。
意欲的で、健康状態も良いマレーは、2024年のカーディナルスに待ち受けているものに対する期待にも制限をかけていないようだ。
現地5日(水)、マレーは「ワクワクしているかって? そりゃそうだろ。ワクワクしている。調子は良い。健康でいられるだけでも幸せなことだし、ヘッドコーチ(HC)はもちろんのこと、周りのみんなにも支えてもらっている。間違いなくね。自分たちの可能性を信じている」と語った。
マレーは2022年12月にACLを断裂し、NFLでの4年目のシーズンと、クリフ・キングスベリーHCおよびスティーブ・カイムGM(ジェネラルマネジャー)の指揮下でプレーしていた時代を終えた。その後に受けた手術からの復帰を目指す中で、マレーはジョナサン・ギャノンHCとモンティ・オッセンフォートGMの採用という形でチームが大きく変容するのを目の当たりにしていた。
2023年、マレーはシーズン第10週にシーズンデビューを果たしている。マレーは最初から攻撃コーディネーター(OC)ドリュー・ペツィングのシステムで可能性を感じさせていたが、膝が完治し、オフェンスをさらに理解していくにつれて、自信もつけていったようだ。
「久しぶりに最高のオフシーズンを過ごしているっていう感じ」と強調したマレーはこう続けている。「健康であることもそうだし、みんなとつながって、実際にその一部でいることができるだけでね」
「それだけで全然違う。外に出て、みんなで一緒に成長しているときはやっぱり違うよ。フィールド上だけじゃなくて、フィールド外でも良いオフシーズンだった」