テント泊にこそ野外フェスの醍醐味がある! 参加者に聞く「FUJI&SUN'24」の魅力とは
飲食ブースをうまく使って時間はライブの鑑賞にあてる
続いて、東京から参加の中村さんご夫妻。 「ラインナップが魅力だった点と、好きなアーティストが出るので初めて参加します」。 初日の8時に会場に到着してテントなどの準備をしたら、あとはクレイジーケンバンド、優河 with 魔法バンド、cero、ペトロールズ、くくく(原田郁子&角銅真実)、くるり、never young beachと1日みっちりライブを楽しんだそう。2日目は民謡クルセイダーズ、ハンバート ハンバート、鎮座DOPENESS、柴田聡子、森山直太朗を楽しむ予定とのことでした。 滞在中はサイトでごはんはほとんど作らず、飲食ブースを利用したそう。 「スペアリブやトムヤムトマト麺などを購入し、テントサイトではお湯を沸かしたぐらいですよ」と中村さん。 ちょうどお邪魔した時間も、朝ご飯としてカップヌードルを食べられているところでした。通常のキャンプとキャンプインフェスの違いや魅力を伺ったところ、「ライブを見て疲れているので、寝床が近くにあるのが最高です」という答えが返ってきました。持参したNANGAの寝袋がすごく快適だったようです。 今回持参したギアの中でお気に入りは、DODのSUGOISSU(スゴイッス)。角度の調整ができ、座り心地が最高だそう。 最後にキャンプインフェスの楽しさをまだ参加したことがない人に向けてお話いただいたところ、「寝るところも音楽を聞くところも大自然の中というのが良いですよね。それと、丸2日間非日常を感じられるところや、周りでテントを張っている人たちとか、同じ空間で宿泊している人たちとの同士感を感じられるのも楽しいです」と話してくれました。
子どもに普段できない体験をしてもらいたかった
最後は家族で富士宮市から参加されているみやっこさん。 「FUJI&SUN」は初めての参加です。音楽フェスが好きで、地元での開催というところと、子どもが無料というのが魅力で参加したと言います。 こちらのイベントは静岡県民割があり、静岡県民なら通常のチケットよりも1,500~2,000円ほどお得に購入することができます。さらに、今年から新たに小学生以下の入場が無料となり、ファミリー参加にありがたい限り。 ライブは、初日にクレイジーケンバンド、cero、石野卓球、くるり、くくく、never young beachなどを楽しみ、2日目はEGO-WRAPPIN’や森山直太朗などを楽しむ予定だとおっしゃっていました。 滞在中はレトルト食品を持参してお湯を沸かして温めるだけにし、あとは飲食ブースでトムヤムトマト麺やパッタイなどを楽しんだそう。 今回持参したギアでのお気に入りは、荷物をいろいろと積める、FIELDOORのワイルドマルチキャリー。このキャリーのおかげで、駐車場からキャンプサイトまで荷物を運ぶために何往復もする手間がなくなったと言います。 「聞いた話ですけど…」ということで教えてくれたのが、今回荷物を運び込むために駐車場とテントサイトを何往復もしたという人もいたのだとか。 南駐車場と北駐車場をつなぐ無料場内シャトルバスの利用もでき、ずいぶん便利にはなっていましたが、キャリーのおかげでずいぶん荷物の移動がラクになったそう。 通常のキャンプとフェスキャンプの魅力と違いを伺ってみると、「テントエリアにいながら音楽が聞こえるので、ゆったりしながら聞いたりすることができるというのが魅力です」とみやっこさん。とはいいつつ、みやっこさんファミリーは、上記のラインナップを見てもわかる通り、ゆったりというよりは、1日目はライブを見るためにかなり場内を歩き回ったそうです。 最後にキャンプインフェスの楽しさをまだ参加したことがない人に向けてお話いただいたところ、「音楽好きな人も、キャンプが好きな人もどちらも楽しめるのがキャンプインフェスの良いところです。非日常空間でもありますし、子どもにも普段できない経験をさせてあげられるのが良いですよね」とお話してくださいました。 家族連れの方はお子さんのペースに合わせながら、大人同士で来ている方もそれぞれが無理なく楽しんでいるというのが印象的でした。普段からキャンプをしている方が多く、ギアもみなさん快適に過ごせるこだわりがあるものを持参されていました。 ライブだけでもキャンプだけでもない「FUJI&SUN」。音楽もキャンプもそれぞれのペースで楽しみながら、イベントを楽しまれているようでした。
やまだともこ