京都外大西の上羽監督「カモフラ、不発でした」 センバツ
第96回選抜高校野球大会は第3日の20日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で1回戦があり、昨秋の近畿大会準優勝の京都外大西が1―7で史上4校目の春連覇を目指す山梨学院に敗れた。京都外大西は4強入りした1989年大会以来の初戦突破はならなかった。 【熱戦を写真で】山梨学院-京都外大西(1回戦) 京都外大西の上羽功晃監督の主なコメントは次の通り。 ◇京都外大西・上羽功晃監督 打たなきゃいけない相馬や松岡は打ったが、他はなかなか塁に出られず、足でかき回すことができなかった。(完投した)田中は最後にしっかり粘れたので、成長していると感じた。 (山梨学院の先発・津島対策は)してました。来るんちゃうかなと思っていて。相馬、松岡がしっかりヒットを打ってくれたっていうのは、その成果が出たかなと。ただ、走るっていうことがなかなかできひんかったんが、ちょっと課題かなと。なかなか塁に出ることもできひんかったし、塁に出てからけん制でさされたりとかいうところで、やりたいことが止まってしまったかな。 (二塁けん制で右翼手が二塁ベースに入るなど奇策もあった)これまでに何回か成功している。(自軍)ベンチが逆(一塁側)だったら良かったかな。 僕らは挑戦者っていうのが分かっていたんで、とにかく練習でやってきたことはその場面になったらやるぞっていう、それが何個か決まってくれたら、こちらペースにできた。守備でも攻めていく姿勢で戦おうとしていた。 (山梨学院は)動きが徹底していました。守備とか走塁、サインプレーとか、精度がええなと思いました。 (走塁は)僕らがやりたいなと思っていたことを向こうもやっていた。カモフラ(カモフラージュ)しながらバッテリーを揺さぶっていたっていうか。走るぞ、走るぞって。僕らも一生懸命そのカモフラを練習していたんですけど、不発でした。1枚、いや2枚ぐらい上手でした。