貴重な「バルケッタ」が伊豆に47台集結! スタンゲリーニの孫娘も参加した「第9回クラブ・デッラ・バルケッタ」に密着取材してきました
希少なマシンでゴールを目指しツーリング
それはともかく芝生広場に隣接するぐらっぱの丘・蒸留所でブランチをとった後ドライバーズミーティングを行い、11時45分から10秒おきに1台ずつスタートしていった各車は、冷川インターから伊豆スカイラインに入り、韮山峠を経由して約50kmのドライブで中継地である韮山反射炉に到着、1時間ほど小休止となる。韮山反射炉の駐車場には観光客に加えて地元の人たちも駆けつけていたが、小学生がカメラを持ってヒストリックカーの写真を撮りまくっている姿も散見され、未来のファンに期待が膨らんだ。 小休止の後に韮山反射炉から再スタートした参加者は、今度は駿河湾を望む海沿いのルートを辿り、長井埼を経た後に再び山沿いに道をとり、西伊豆スカイラインに入って達磨山を通り、土肥温泉や修善寺温泉を過ぎ、戸田峠を経てゴール地点の中伊豆ワイナリーシャトーT.S.に向かう。 この行程は約70kmもあるが、駿河湾を望む海沿いのセクションでは絶景を楽しみ、また山沿いのセクションではワインディングのドライブを愛機とともに愉しみ、満足感たっぷりの行程を、心行くまで楽しむことができたようだ。 さらに中伊豆ワイナリーシャトーT.S.にゴールし、ホテルにチェックインした後には再び中伊豆ワイナリーシャトーT.S.のレセプションハウス ホワイエに集まりウェルカムシャンパンタイム、そして親睦晩餐会へと続いた。昼間の走行会では当時のコスチュームだったが、ここでは正装の紳士淑女に大変身。晩餐会で芸を披露することになっている伊豆長岡の芸妓さんたちもひと足早く登場し、クルマを囲んで記念写真を撮り合い、またクルマ談義を交わしているうちに花火が上がる趣向となり、楽しい夜は続いていった。 このイベントにはスタンゲリーニだけでなくシアタやモレッティ、ナルディやチシタリアなど、マニアには眼福なクルマが数多く参加していた。そちらについてはまた改めて紹介することにしよう。お楽しみに。
原田 了(HARADA Ryo)
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