ビッグクラブで活躍とはなっていないが…… ボローニャで《236戦63ゴール》を奪うオルソリーニはもっと高く評価されるべき
ボローニャでは絶対の主力
中堅クラブゆえに目立たないかもしれないが、イタリア・セリエAのボローニャで驚異の一貫性を発揮しているのがイタリア人FWリッカルド・オルソリーニだ。 ボローニャは1日にセリエA第14節でヴェネツィアを3-0で撃破したが、オルソリーニは後半にPKから追加点を記録。これが今季リーグ戦6ゴール目となったわけだが、オルソリーニは2018-19シーズンから実に7シーズン連続でリーグ戦5ゴール以上奪ったことになる。 2022-23シーズンには11ゴール、昨季も10ゴールを奪っているため、目指すは3シーズン連続でのセリエA二桁得点だ。これだけの実績がありながらイタリア代表でのプレイ機会は限られてきたが、最近のセリエAを代表するイタリア人アタッカーの1人であることは間違いない。 かつてはU-20イタリア代表でも結果を残し、そうした活躍から2017年にユヴェントスへ移籍したこともある。しかしユヴェントス、その後移籍したアタランタでは結果を残せず、気付けばボローニャ生活はもうすぐ7年だ。 ビッグクラブで活躍するキャリアとはなっていないが、ボローニャでは絶対の主力だ。3日に行われたコッパ・イタリアのベスト16・モンツァ戦でも1ゴールを記録しており、通算では236試合に出場して63ゴール29アシストと見事な成績を残している。昨季にはチームのセリエA5位フィニッシュにも貢献していて、もっと高く評価されるべき実力者だろう。
構成/ザ・ワールド編集部
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