〔東京株式〕底ばい=商いは薄い(21日後場中盤)
(13時55分)日経平均株価は底ばいとなっている。ただ、売り買いの材料は交錯しており、騰落は拮抗(きっこう)している。 また、「企業の決算発表が一段落し、東京市場は材料出尽くし感が出ている」(国内証券)といい、プライム市場の売買代金は伸び悩んでいる。 (後場寄り)午後の日経平均株価は前日比281円70銭安の3万8070円64銭と下げ幅を縮小して始まった。午前中に大きく下落していた半導体株が若干値を戻している。 (前引け)【プライム】日経平均株価の午前の終値は前日比319円12銭安の3万8033円22銭と続落した。東証株価指数(TOPIX)は9.22ポイント安の2689.07。米半導体大手エヌビディアの決算が市場予想と大きな差がなかったことから、東京市場でも半導体株に売りが出て、日経平均を押し下げた。 43%の銘柄が値下がりし、53%が値上がりした。出来高は8億3376万株、売買代金は1兆8208億円。 業種別株価指数(33業種)は鉱業、精密機器、機械などの下落率が大きかった。上昇は非鉄金属、銀行業、繊維製品など。 【スタンダード】スタンダードTOP20は堅調。出来高は2億0919万株。 【グロース】グロース250は小幅高。グロースCoreは小幅安。 (10時13分)日経平均株価は、小幅高で始まった後はマイナスに転じ、下げ幅を広げている。米国で発表された半導体大手エヌビディアの決算内容は堅調だったものの、「市場予想から大きく外れなかったことから、利益確定売りが先行している」(大手証券)との声も聞かれ、東京市場でも半導体株が軒並み安となり、日経平均を押し下げている。 (寄り付き)日経平均株価は前日比0円53銭高の3万8352円87銭と小幅に上昇して始まった。21日の東京市場では決め手がなく、売り買いは交錯している。