Luupと京急が連携協定。ラストワンマイルの移動手段を確立して“街じゅうを「駅前化」”
まずは3カ所のモビリティステーションにポートを設置
2024年10月28日、株式会社Luupと京浜急行電鉄株式会社は沿線価値の向上に向けた連携協定を11月1日に締結すると発表した。具体的には京急のマルチモビリティステーション3カ所に電動マイクロモビリティのシェアリングサービス「LUUP」のポートを新設し、駅のモビリティハブ化の推進や移動データの分析などを行うという。 ●LUUPに座席/カゴ付き「電動シートボード」が登場 新たにLUUPのポートが設置されるのは「京急鶴見中央5丁目/戸部駅前/京急太田駅前」の3カ所のモビリティステーションだ。停車可能台数はそれぞれ10台/30台/7台として、11月8日(金)に開設する。 京急はすでに駅周辺や沿線事業者と提携して100カ所以上のシェアモビリティ拠点を整備しているが、LUUPとの連携などでこれらをさらに増やして、2026年度までに150拠点にすることを目指しているという。 LUUPはもともと横浜駅周辺やみなとみらい地区に多くのポートを持つが、今回の京急との連携協定で横浜の郊外へも拡大するきっかけにしたいという思惑があるのかも知れない。 また、両社は11月17日に開催される「よこはま運河チャレンジ2024」に合わせて、10月31日(木)から11月17日(日)まで、「水辺の横浜に出かけようフェア」を地域連携で行い、イベント域内の回遊促進施策に協力するとのことだ。 さらに京急のMaaSサイト「newcal」の経路探索機能に新たにLUUPのポート情報を加えて鉄道やバスだけではないシームレスな移動環境の整備と情報の一元化を実現するという。 Luupと京急は今後も共同でポートの設置や利用データの分析、MaaSでの連携などを行い、沿線の利便性向上、価値向上を推進していきたいとしている。