シングルフレーム・グリルが光る アウディQ8 e-トロンに台数限定の特別仕様車、エディションSラインが登場
SUVクーペのスポーツバックにも設定
2018年に登場したアウディ初の量産型電気自動車=バッテリーEV(BEV)、「アウディe-トロン」。2022年に行われたマイナーチェンジを機に車名が「Q8 e-トロン」へと変更されている。ちなみに、Q7ベースのSUVクーペである「アウディQ8」とは車名を共有するものの、クルマ自体は全くの別物だ。 【写真6枚】アウディのEVモデル、e-トロンのフラッグシップSUVである「Q8 e-トロン」に設定された特別仕様車、「Q8 e-トロン・エディションSライン」の詳細画像をチェック ◆ベースモデルは55 e-トロン・クワトロSライン 今回、2024年8月22日に、SUVスタイルのQ8 e-トロン、SUVクーペ・スタイルのQ8 e-トロン・スポーツバックの両モデルに台数限定の特別仕様車「エディションSライン」が設定された。どちらもベースモデルは「55 e-トロン・クワトロSライン」で、スポーティかつ精悍さを強調する「エディションSライン」専用エクステリアのほか、「サイレンス・パッケージ」と「インテリア・パッケージ」の2つのオプション・パッケージが装着されている。 ◆特別感を演出したエクステリア エクステリアは、22インチの5スポーク・アルミホイール、265/40R22タイヤをはじめ、ボディ同色のシングルフレーム・グリル、車両前後に配置される「ダーク・アウディ・リングス」、ブラックのドア・ミラーとブラックのルーフレール (スポーツバックは非装着)が特別感を醸し出している。 さらに、フロント・マスクに先進的な印象を与えるシングルフレーム・グリル・プロジェクション・ライト、レッドのカラード・ブレーキ・キャリパー、「クロノス・グレー・メタリック」のボディ・カラーにより、精悍なイメージも強調。また、ドアの開閉時にドア・エントリー・ライトにより「e-tron edition」の文字が地面に映し出されるなど、特別仕様車らしい演出も用意される。 インテリアは、「エクスプレス・レッド」のステッチ仕立てのパドル・シフト付きステアリング、「S」エンボス付きの上質なバルコナ・レザーが採用されたスポーツ・シートを装備。さらに、カーボンの加飾パネルにより、上質でスポーティな仕立てになっている。 ◆2つのスペシャル・オプション・パッケージを装着 2つのスペシャル・オプション・パッケージのひとつである「サイレンス・パッケージ」は、BEVの特徴である静粛性をさらに高めるアコースティック・ガラス、静かな車内で高音質を実現する16スピーカーの「バング&オルフセン3Dサウンド・システム」、プライバシー・ガラスやパワー・クロージング・ドアといった装備内容になっている。 もうひとつの「インテリア・パッケージ」には、「エクステンデッド・アルミニウム・ブラック/ブラック・グラスルック・コントロールパネル」をはじめ、快適性や機能性に優れる4ゾーン・デラックス・オートエアコン、リア・シートヒーター、ヒーター付きレザー・ステアリング・ホイール、リアシートUSBチャージングが含まれている。 価格は、Q8 e-トロン・エディションSラインが1406万円、Q8 スポーツバックe-トロン・エディションSラインが1448万円。販売台数はともに30台限定となっている。 文=塚田勝弘 (ENGINE WEBオリジナル)
ENGINE編集部